ジドヴェイワイナリー訪問
(2015年7月7日〜23日 - ルーマニア、トランシルヴァニア地方)
ルーマニア最大白ワインメーカーのジドヴェイ社からの招待を受け、日本のソムリエやワインプロフェショナルの団体がルーマニアを訪問しました。ジドヴェイワイナリーのお城に宿泊し、現地の食文化とワイン文化と触れ合うための貴重な機会となった。
ジドヴェイ社は2.500ヘクタールの畑(東京ディズニーランド100個分にあたる広さ)を所有している。ジドヴェイ産地の気候は大陸性気候で昼夜の寒暖差が非常に大きく、ブドウ栽培に大変適している。基本的に最新の機械でナイトハーベストを行い、機械が入ることのできない畑に関しましては手摘み収穫となる。収穫期には大変大勢のスタッフが集まり、最適な熟度で低温収穫が可能。全部で4か所のワイナリーがあり、それぞれの畑の真ん中に造られている。畑の数だけのステンレスやコンクリートの大型タンクがあり、どの畑で収穫しても15分以内に葡萄をワイナリーに届けることができるようになっている。低温の夜間収穫のため、葡萄が酸化せず、マセラシオンのタンクに入れる時に酸化防止剤が不要で、マセラシオンのタンクから発酵用のタンクに移動する時もほとんどの場合酸化防止剤(SO2)を添加しないで済む。 ジドヴェイ社はオーク木の畑を1万ヘクタールほど所有し、自社樽も生産している。その他苗の畑や、棚や垣根の仕立に使うコンクリートの杭を生産する関連会社も存在し、完全な自給自足が実現されている。 ジドヴェイ社の環境への取り組み活動も活発で、またシカやウサギなどの森の野生生物も保護しており、小鹿の為の保護施設なども管理している。 ワイナリー訪問のフォトアルバム |